毎日、猛暑が続いていますね。体温よりも高い気温に、夏バテしそうな方も多いのではないでしょうか。
桜えび漁は春と秋の年2回です。そのため、真夏は桜えびの競りはなく、小えび等、別のえびのお仕事をする弊社です。そんな中、照り付ける日差しの下、麦わら帽子をかぶり汗だくになって桜えびに関する作業をする従業員がおります。
その作業している物がこの写真です。何の写真かわかりますでしょうか。実は、桜えびのヒゲなんです。漁期に競り落とされた桜えびは、工場に運ばれた後、新鮮なうちにパック詰めをし、急速冷凍します。その際にまず行うのが、ヒゲ処理です。
ヒゲ処理で集めた桜えびのヒゲは、決してゴミではありません。ヒゲも立派な副産物!干して、冷凍保存しておいたヒゲを再干しし、細かく粉砕すると立派な商品となります。お取引先から、えびの粉砕品に関するお問い合わせは、けっこうあるんです。お塩と合わせて『桜えび塩』や『桜えびのヒゲ塩』といった商品になって売られてもいます。
パック詰めをする際にある程度のヒゲは取り除いてはありますが、ご家庭で生の桜えびを食べる時に気になるという方も多いようです。そんな時には、生の桜えびを冷たい水(塩水)に入れ、割りばし等で優しく一定方向にかき回すだけ。のの字を描くイメージでクルクルとかき回していただくと、ヒゲが割りばしに絡まり、取りやすくなります。お試しください。