12月23日、2020年度の桜えび秋漁が終了しました。
そこで今回の記事では、終了したばかりの桜えび秋漁について、水揚げ量の最新状況をお伝えします。
なお、今年も水揚げ量は少なかったですが、弊社では秋漁で水揚げされたばかりの新鮮な桜えびを販売しております。
新鮮な桜えびを年末年始に食べたい方は、ぜひ購入を検討していただければ幸いです。
2020年桜えび秋漁の水揚げ量は【102トン】
先日終了した2020年度の桜えび秋漁では、合計102トンの桜えびが水揚げされました。
過去最低を記録した今年春漁の約26トンは上回ったものの、2019年秋漁の水揚げ量(およそ90トン)とほぼ同水準となっています。
なお今期は、11月1日に桜えび秋漁が解禁され、合計で14日間にわたって漁が行われました。
水揚げ量が最高となったのは、12月9日の約11.7トンとなっています。
今年の秋漁でも引き続き低水準の状況が続いている
最高の水揚げ量となった日の翌日(12月10日)は、水揚げ量の多さから数年ぶりに競りが2回に分けて行われました。
しかし秋漁全体で見ると、ここ数年と同様に歴史的な低水準の状況となりました。
秋漁における桜えびの水揚げ量が少なくなった理由は主に2つあります。
まず1つ目は、桜えびのサイズが小さいことにより、出漁を見合わせたことです。
2年続く不漁からの回復の解決策として、今期も魚体の大きさによる漁獲制限を設けています。
桜えびを獲る前に試験網で桜えびのサイズを確認して、小さいサイズの桜えびの比率が多いときはその日はその場所では水揚げしないこととしました。
漁期中盤では小さな桜えびが目立つようになり、サイズの小ささを理由に、11月19日から24日までは秋漁が一時的に中断されました。
2つ目の理由は、12月以降の天候不順です。
12月に入って以降、天候の不順が原因となり、出漁の見送りが相次ぎました。
その結果、12月中の操業日はわずか5日間となり、自主規制での水揚げ量の少なさに拍車をかける結果となりました。
2021年以降の桜えび春漁・秋漁はどうなる?
ここ数年は、桜えびのサイズが小さいことや、桜えびの産卵場である湾奥の富士川河口では魚影を確認できなかったことなど、懸念材料が多数見受けられました。
そのため、2021年以降の桜えび春漁・秋漁でも水揚量が少ない状況が続くことが考えられます。
ただし、静岡県桜えび漁業組合が不漁対策として自主規制を行ってきたことなどが功を奏し、徐々に水揚げ量が回復してくる可能性もあるでしょう。
弊社では秋漁で水揚げされた新鮮な桜えびを取り扱っています
水揚げ量は少ないながらも、今年の秋漁でも新鮮な桜えびが水揚げされました。
桜えびの加工を行う弊社でも、水揚げされて間もない新鮮な桜えびの商品をご用意しております。
新鮮な桜えびは、年末年始の年越しそばに用いるかき揚げやお刺身など、あらゆるお料理に活用できます。
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